フェイジョアを一口食べてみて、「まずい」と感じてしまい、それ以来手を付けてなくて、という経験はありませんか?
あるいは、スーパーや直売所で見かけても、その独特の外見と馴染みのなさから、購入をためらっているかもしれません。中にはせっかく期待して口にしたのに、想像と違う酸味や香りに戸惑った、という方もいることでしょう。
この記事では、まずフェイジョアの基本情報から丁寧に解説し、なぜ「まずい」と言われることがあるのか、その背景にある味や香りの具体的な特徴を詳しく掘り下げていきます。
また、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心できるよう、毒性はないのかといった安全性への疑問にもお答えします。
さらに、美味しい品種のご紹介、そしてフェイジョアの評価を左右する最も重要な栽培や収穫、追熟のポイントにも焦点を当てていきます。
部分ごとの味の違いを理解し、あなたにとってのベストな食べ方を見つけることで、フェイジョアが持つ本来の豊かな魅力に気づき、再発見できるはず。
本記事の内容
- フェイジョアがまずいと言われる理由
- 品種や追熟による味の違い
- 果実や花びらの安全性と各部位の風味
- フェイジョアを美味しく食べるための方法
フェイジョアがまずいと言われる理由

フェイジョアの基本情報

フェイジョアは、南米のウルグアイやブラジル南部を原産とする、フトモモ科の常緑低木。意外に思われるかもしれませんが、同じフトモモ科にはグァバ、ユーカリ、マヌカなどが含まれます。
日本ではまだ知名度が高いとは言えませんが、ニュージーランドではキウイフルーツと並ぶほど非常にポピュラーな果物として親しまれており、秋の味覚として欠かせない存在です。
木としての特徴は、美しい常緑の葉と、個性的な花。葉は表面が濃い緑色、裏面が銀白色(白い短毛に覆われている)で、風にそよぐとキラキラと見えるため、観賞用の庭木(シンボルツリー)としても優れています。
また、5月~6月に咲く花は、白い花弁と真っ赤な雄しべが非常にエキゾチックで目を引きます。
寒さにも比較的強く、品種によってはマイナス10℃程度の低温にも耐えられるため、関東以西の温暖な地域では庭木として広く導入されています。さらに、病害虫が少ないことも、家庭での栽培しやすさを後押ししています。
果実は秋(10月下旬~11月頃)に熟します。見た目は緑色で、アボカドやグァバに似た楕円形をしています。サイズや表面の質感は品種によって異なり、ツルツルしたものからゴツゴツしたものまで様々。
毒性は?

フェイジョアを食べる上で安全性について心配されるかもしれませんが、一般的にフェイジョアの果実や花びらに毒性はないとされています。安心して口にできる植物です。
果実は世界中で食用として広く流通しており、ニュージーランドではスーパーで当たり前に並びますし、日本でも苗木が食用果樹として販売されています。
小さなお子様やペットがいるご家庭でも、庭木として植えられることが多いことからも、その安全性がうかがえます。また、特徴的な赤い花の花びら(花弁)も食べることができます。
これは「エディブルフラワー(食用花)」の一種。ほんのりと甘みがあり、食感もふんわりとしているため、蜂蜜のようだと評されることもあります。収穫した花びらをサラダやデザートの彩りに使うことも可能。
ただし、いくつか注意点があります。前述の通り、未熟な果実は渋み(タンニンなど)や酸味が強く、美味しくないだけでなく、消化にも負担がかかる可能性があります。
また、どんな食品でも同様ですが、一度に大量に摂取すれば体質によってはお腹を壊す可能性はゼロではありません。アレルギー反応が全く出ないとも言い切れないため、初めて食べる際は一度にたくさん食べず、適量にしておくのが賢明。
自然落果した実を拾う場合は、土や汚れをしっかり洗い流すことも大切です。
『まずい』と言われる背景

フェイジョアが「まずい」という不名誉な評価を受けてしまう背景には、いくつかの明確な、そして避けられる理由が存在します。
最も大きな要因は、未熟な状態で食べてしまうことに尽きます。フェイジョアは追熟(収穫後に熟させること)が不可欠な果物。
しかし、見た目があまり変わらないため、その事実を知らずに収穫直後の硬い状態で口にしてしまうケースが後を絶ちません。この状態では、果実はまだデンプン質が多く、本来の甘みはほとんど感じられません。
結果として、強い酸味や舌に残る渋み、えぐみだけが際立ってしまい、「これがフェイジョアの味か」と誤解されてしまうのです。
また、その独特な香りも好みがはっきりと分かれるポイント。この強くて甘い香りを「南国フルーツのよう」と好意的に受け取る人もいれば、「芳香剤のよう」「青臭さが気になる」と感じ、生理的に苦手意識を持つ人もいます。
食べ慣れない風味であるため、日本の一般的な果物(リンゴやミカンなど)の味を想像していると、そのギャップに戸惑うかもしれません。さらに、品種による味のバラツキも一因です。食味よりも収穫量や見た目の大きさを重視した品種も存在します。
加えて、栽培時の肥料、特に窒素分が多すぎると、果実は大きく育っても味が落ちる(水っぽくなる、えぐみが出るなど)ケースも、「まずい」という感想につながる一因と考えられます。
実際の味や香りの特徴

フェイジョアの味と香りは非常に個性的で、単一の果物では例えようがないほどの複雑さを持っています。この複雑さこそが魅力であると同時に、戸惑いの原因にもなります。
味については、複数の果物を合わせたような表現がよくなされます。例えば、「パイナップルとバナナ、そしてグァバを混ぜたような味」といった形容。
アンズやリンゴを思わせる爽やかな酸味を感じることもあり、全体としてトロピカルフルーツ特有の華やかな風味を持っています。
この味の構成は、果実の部位によっても異なります。中心部にある透明なゼリー状の部分は特に甘みが強く、その周辺のクリーム色から白っぽい果肉は、やや酸味が感じられるのが特徴。この一口の中での味の変化も、フェイジョアならではの体験です。
一方、香りは非常に強く芳醇です。完熟した果実からは、バナナやパイナップル、または桃を思わせるような、甘くエキゾチックな香りが強く立ち上ります。
しかし、この独特の強い香りが、人によっては「トイレの消臭剤のよう」「香水みたいだ」と表現されることもあります。そのため、味を確かめるよりも先に香りで好みがはっきりと分かれてしまう傾向があるのです。
違和感はどこから?

フェイジョアの食感に対して「苦手だ」と感じる場合、その違和感は主に「ザラザラ・ジャリジャリとした舌触り」から来ています。
この独特な食感の正体は、果肉に含まれる「石細胞(せきさいぼう)」と呼ばれるもの。これは決して異物ではなく、日本の梨を食べたときに感じる「シャリシャリ感」と全く同じ成分によるものです。
石細胞は植物の細胞壁が硬化したもので、フェイジョアにもこれが含まれています。品種や熟度によって、この石細胞の量や硬さは異なりますが、特に未熟な果実ほど細胞が硬く、ザラつきを強く感じやすくなります。
果肉の外側、皮に近い部分にこの食感を感じることが多く、中心部の滑らかでとろりとしたゼリー状の部分との食感の対比が、余計に違和感を際立たせる場合があります。
「中心はプリンのようなのに、外側は砂を噛むようだ」と感じてしまうと、ネガティブな印象につながりやすいのです。
また、栽培時に肥料を与えすぎると、味が落ちるだけでなく、皮が厚くなったり、ジャリジャリした食感が不必要に強まったりすることも。
皮ごと食べた際の苦味や渋みも、このザラザラ感と相まって、ネガティブな食体験として記憶される要因の一つです。
食べ頃や追熟不足による味わいの変化

フェイジョアの評価を決定づける最大の要因は、「追熟」にあると言っても過言ではありません。「まずい」と感じる原因の多くは、この追熟が不足している、つまり最適な食べ頃ではない時期に食べることにあります。
フェイジョアは、キウイフルーツや西洋梨、バナナと同様に、収穫後に一定期間置くことで熟成が進み、美味しくなる「追熟果実(ついじゅくかじつ)」です。
収穫したばかりの果実は硬く、デンプン質が多いため甘みがなく、酸味と渋みが非常に強く感じられます。
しかし、これを常温で数日(場合によっては1~2週間)置いておくと、果実内部の酵素の働きでデンプンが糖に変わり、劇的な変化が起こります。
このプロセスは、バナナが青い状態から黄色く甘くなるのと全く同じ。追熟が進むと、強すぎた酸味はまろやかになり、代わりに糖度が上昇して濃厚な甘みが増します。
同時に、青臭かった香りは芳醇なトロピカル系の甘い香りへと変化し、硬かった果肉もスプーンが入るほど柔らかくなります。
食べ頃の見極めは、果皮を軽く指で押してみて、少しへこむ程度の柔らかさ(耳たぶ程度とも言われます)になった時。表面が緑色でも、この柔らかさが出てくれば熟しています。
この完熟のタイミングを逃し、緑色で硬いまま食べてしまうと、「フェイジョアは酸っぱくてまずい果物だ」という誤った第一印象を持ってしまうことになります。
甘み・酸味・香り~人による好みの差

前述の通り、フェイジョアは甘み、酸味、そして香りの全てにおいて非常に特徴的な要素を持つ果物。そのため、その独特な味わいが個人の好みのストライクゾーンに合うかどうかが、評価を大きく左右します。
まず、香りが非常に強烈。このエキゾチックで甘い芳香を「リラックスできる魅力的な香り」と感じるか、「人工的でクセが強い」「しつこい」と感じるかで、第一印象が全く異なります。
次に、味のバランスの複雑さです。完熟したフェイジョアは、中心部のゼリーが持つ濃厚な甘みと、その周りの果肉が持つ爽やかな酸味という、二段階の味わいを一口で体験することになります。
この複雑な風味のハーモニーを「奥深い」と楽しめる人もいれば、単一的な甘さ(例:柿)やはっきりした酸っぱさ(例:レモン)を好む人にとっては、焦点がぼやけた味と感じられるかもしれません。
日本の果物にはない独特の風味であるため、食べ慣れていないことが「まずい」という感覚に直結しやすいのです。これは、パクチーやドリアン、ブルーチーズのように、最初は苦手でも食べ慣れるうちにクセになる、といった側面も持っています。
トロピカルフルーツが好きな方には受け入れられやすい一方で、馴染みのない味に抵抗を感じる方も少なくありません。

フェイジョアはまずい?美味しく食べるコツ

品種一覧とおすすめの美味しい品種解説
フェイジョアの味が「まずい」と感じた場合、それは品種の特性が好みと合わなかったのかもしれません。フェイジョアには多くの品種が開発されており、味、大きさ、香り、そして実のなりやすさがそれぞれ異なります。
特に初めての体験で食味の良い品種に出会うことは、その後の印象を良くするために非常に重要です。
品種は大きく「自家結実性」の有無で分けられます。自家結実性がある品種は、1本の木だけでも実がなりやすい(ただし、受粉樹があった方がより多く収穫できます)ため、家庭菜園で手軽に始めたい方に向いています。
以下に、日本でも比較的手に入りやすい代表的な品種の特徴をまとめます。
| 品種名 | 自家結実性 | 特徴 |
|---|---|---|
| クーリッジ | あり(高い) | 1本で実がなりやすい代表種。果実はやや小さめですが、毎年安定して多く実をつける(豊産性)。風味は比較的あっさりしています。 |
| ユニーク | あり(高い) | クーリッジ同様、1本でも実がつきやすい品種。風味も良いとされ、家庭用に人気です。 |
| アポロ | ややあり | 大果で甘みが強く、香りも芳醇。非常に食味が良いとされる人気品種。1本でもなりますが、受粉樹があった方が確実です。 |
| トライアンフ | なし(低い) | 果実はジューシーで、甘みと酸味のバランスが良い優等生タイプ。貯蔵性にも優れます。受粉樹が必要です。 |
| マンモス | なし(低い) | 名前の通り大玉の果実が特徴。果肉が滑らかで香りも良く、食味に優れます。受粉樹が必要です。 |
| ジェミニ | なし(低い) | 果実は小ぶりですが、甘みが強く香りが良いとされます。豊産性。受粉樹が必要です。 |
食味を最優先するならば、「アポロ」「マンモス」「トライアンフ」といった、甘みや香りに定評のある品種がよく推奨されます。
ただし、これらの多くは自家結実性が低いか無いため、異なる品種(例:アポロとトライアンフ)を2本以上近くに植える必要があります。ご自宅の栽培スペースを考慮して選ぶことが大切。
1本だけ植えたい場合は、「クーリッジ」や「ユニーク」のような自家結実性の高い品種を選ぶのが現実的です。
栽培や収穫、追熟のポイント

フェイジョアを美味しく味わうためには、栽培方法、収穫のタイミング、そして収穫後の追熟という一連の流れが非常に大切です。これらの一つでも欠けると、本来の味は楽しめません。
栽培のポイント
フェイジョアは日当たりと水はけの良い場所を好みます。
病害虫には元々強いですが、肥料の与えすぎ、特に植物の体を作る窒素成分(N)が過剰になると、葉ばかりが茂り、肝心の果実の味が落ちる(水っぽくなる、えぐみが出るなど)原因に。
実を甘くするためには、花の後や秋口に、実の成長を助けるリン酸(P)やカリウム(K)をバランス良く含む肥料を施すことが求められます。
収穫のタイミング
フェイジョアの最適な収穫タイミングは、「木から自然に落果したもの」を拾うこと。これが最も重要です。枝についている緑色の実を無理やりもぎ取ると、それはまだ未熟な状態であり、美味しくありません。
フェイジョアは完熟すると、自ら枝との付け根(離層)を作り、自然に落下します。秋になったら、木の根元をこまめにチェックし、落ちた実を集めるのが最も確実な収穫方法となります。
追熟のポイント
収穫(落果)したばかりのフェイジョアは、まだ食べ頃には早い場合があります(少し硬いことが多い)。これを最高の状態に仕上げるためには「追熟」が欠かせません。
収穫した実を洗い、直射日光の当たらない常温の場所(風通しの良い室内など)で数日~2週間程度保管します。この間に、果実内部のデンプンが糖に変わっていきます。
追熟が進むと、果皮に少しシワが寄り始め、硬かった果実が柔らかくなってきます。手で軽く押したときに、指が少し沈むような弾力を感じ(耳たぶの柔らかさなどと例えられます)、同時に特有の甘い香りが強くなってきたら、それが最高の食べ頃のサイン。
焦らずに待つ「忍耐」も、フェイジョアを美味しく食べるコツの一つです。
部分ごとの味の違い

フェイジョアは、食べる部分によって味わいや食感が大きく異なります。この違いを知っておくことも、戸惑わずに美味しく楽しむためのヒントになります。
果肉(中心部)
果実を縦半分に切ったとき、中心にある半透明のゼリー状の部分。ここは種を含む部分(胎座)で、フェイジョアの中で最も糖度が高く、とろりとした食感と濃厚な甘みを強く感じられます。
この部分の風味が、フェイジョアのトロピカルな印象を決定づけています。
果肉(周辺部)
ゼリー状の部分の周りにある、クリーム色から白っぽい果肉の部分です。中心部に比べると甘みは控えめで、爽やかな酸味が特徴。
品種によっては、この部分に梨のようなザラザラとした食感(石細胞)を感じることがあり、中心部の滑らかさとの対比が楽しめます。この酸味が、全体の味を引き締める役割も果たしています。
皮
フェイジョアの皮は、食べること自体は可能です。しかし、品種や熟度によっては、強い苦味や渋み、えぐみを感じることがあります。これは植物が自身を守るために含むタンニンなどの成分によるもの。また、食感も硬めです。
皮ごと食べる場合は、完熟して柔らかくなっていることや、苦味が少ない品種であるかを確認するのが良いでしょう。一般的には、皮は食べずに果肉だけをすくう方法がおすすめ。
花びら
前述の通り、5月~6月頃に咲く花の花びら(花弁)も食べられます。食感は肉厚でふんわりとしており、ほんのりと甘みがあります。
蜜のような上品な甘さと評されることもあり、エディブルフラワーとしてサラダやデザートの彩りとして楽しむことができます。
ベストな食べ方

フェイジョアの独特な風味と、中心部・周辺部の異なる食感を最もシンプルに楽しむベストな方法は、完熟したものを「生」で食べること。
最も一般的で簡単な食べ方は、キウイフルーツのように果実を縦半分にカットし、ティースプーンなどで果肉をすくって食べる方法。この食べ方であれば、苦味や渋みがある可能性のある皮を簡単に避けることができます。
そして、甘みの強い中心部のゼリー状の部分と、酸味のある周辺の果肉を同時にすくい、口の中でそのハーモニーを存分に味わうことができます。完熟していれば、スプーンが抵抗なく簡単に入るほど柔らかくなっています。
この「すくって食べる」という行為自体も、フェイジョアの楽しみ方の一つと言えます。もし皮ごと食べることに挑戦する場合は、まず完熟しているかを必ず確認してください。
未熟な状態の皮は非常に硬く、苦味も強いため、「まずい」という印象を決定づけてしまいます。完熟したものであれば、よく洗ってから、リンゴのように薄くスライスして食べることも可能です。
調理法で変わる味覚

生食で「まずい」と感じたり、独特の香りが強すぎてどうしても苦手だと感じたりした場合は、調理法を工夫することで、その印象が大きく変わる可能性があります。
加熱したり他の食材と合わせたりすることで、クセが和らぎ、長所である香りが引き立ちます。生食で諦めてしまうのは非常にもったいない果物です。
ジャムやシロップ
フェイジョアは加熱することで香りがさらに立ち、酸味と甘みが凝縮されます。砂糖やレモン汁と一緒に煮詰めてジャムにすると、トーストやヨーグルト、アイスクリームによく合う、香り高い一品に。
皮ごとペーストにして煮込むと、さらに風味が強くなるとも言われています。
スムージーやシャーベット
バナナやリンゴ、ヨーグルト、牛乳などと一緒にミキサーにかけてスムージーにすると、独特のクセが和らぎ、トロピカルな風味だけを上手に活かすことができます。
また、ミキサーにかけたものを凍らせてシャーベットにするのも、香りを活かした冷たいデザートとしておすすめ。
果実酒
ホワイトリカーやブランデー、ウォッカなどに氷砂糖と一緒につけ込むと、フェイジョアの芳醇な香りが溶け出した美味しい果実酒になります。数ヶ月寝かせることで、まろやかな味わいが楽しめます。
料理のソース(チャツネ)
その酸味を活かして、玉ねぎなどと煮詰めてチャツネ(果物のソース)にし、豚肉や鶏肉といった肉料理のソースとして利用する方法もあります。
このように、生食だけでなく加工にも幅広く使えるのがフェイジョアの魅力。一度「まずい」と感じても、調理法を変えて再挑戦してみる価値は十分にあります。
まとめ:フェイジョアがまずいかは食べ方次第
フェイジョアが「まずい」と感じるか「美味しい」と感じるかは、その状態や食べ方に大きく左右されます。この記事のポイントを以下にまとめます。
- フェイジョアがまずい最大の原因は未熟な状態での喫食にある
- 独特の強い香りが好みを分ける大きな要因となる
- 未熟な果実は強い酸味と渋みを持ち、甘みがない
- 梨に似たザラザラした食感も違和感の原因になる
- フェイジョアは収穫後に追熟が必要な果物である
- 常温で置き、柔らかく香りが強くなれば食べ頃のサイン
- 追熟することで甘みが増し、芳醇な香りに変化する
- 果実や花びらに毒性はないとされ、安全に食べられる
- 花びらもほんのり甘く食用として楽しめる
- 品種によって味が大きく異なるため、品種選びが重要
- 食味を重視するなら「アポロ」や「マンモス」などが人気
- 生食が基本だが、加熱や加工にも向いている
- 最も簡単な食べ方はスプーンで果肉をすくう方法
- ジャムやスムージー、果実酒にすると独特のクセが和らぐ
- まずいと感じたら、追熟、品種、食べ方を見直す価値がある